1. ブラックだから審査に通るか心配
2. ブラックの人が消費者金融業者で借りるには
3. 貸金業者なら融資を受けられるかも
4. お金を借りるには
5. 融資してもらえる消費者金融会社は必ずある

 

ブラックだから審査に通るか心配

ブラックの人がお金を借りることができるか…それを考えるとまずは無理と答えるしかないでしょう。
一般的にお金を借りるとなると、どこから借りるでしょうか。それはやはり銀行などの金融機関だと思います。

しかし、金融事故を起こしたブラック状態の人が、銀行からお金を借りることはできません。
これは言ってしまえば、社会的制裁に近いものなのです。
ブラックとなったということは、延滞や滞納から始まって返済不能となったことを意味します。

これがいわゆる金融事故なのですが、そんな金融事故を起こした人は、
債務整理か自己破産かの、どちらかを選択しなければいけません。

もっとも、返済の意思がないからといって自己破産になるのではなく、
そういった場合は、その人の持っている資産全てが差し押さえとなるのです。
それによって、債務の返済に充てられるようになります。
人は働かないと食べてはいけませんから、働かざるをえないでしょう。
常日頃の稼ぎの中から、強制的に金額が徴収されるようになるのです。

ですから、財産の全てを差し押さえられて、
尚且つ債務が残っているようでしたら、そこで自己破産となるケースが多いです。
債務整理のほうはまだましで、返済の意思を示しているのですから、少しでも月々返済していくようになります。
しかし、それは債務整理になる前の返済とは違うのです。

弁護士のかけ声一つでお金の流れを一時的にストップして、
債権管理団体と弁護士と債務者の三者会談によって、払いやすい方法を選んで、
一括で、債権管理団体に返済をしていくことになるのです。
債権管理団体が、債務者の債務を全て肩代わりするということですね。

自己破産よりも返済をするのですから、資産などが差し押さえになることはありません。
資産を残したいのでしたら、債務整理のほうがいいでしょう。
これでも債権者である金融機関や、消費者金融会社などの貸金業者に迷惑をかけているのですから、
そういった金融事故を起こした情報というのは、信用情報機関で共有されてしまいます
よって、ブラックの人はお金を借りることはできないのです。

一般的に、信用情報機関にそういった金融事故の情報が記録されるのは、5年から10年とされています。
ですから、その期間の間は銀行や消費者金融会社からお金を借りることはできないのです。
真面目に働いていて債務整理中であって、お金をきちんと返済していたとしても、
過去の金融事故によって信用が失墜しているのです。
その信用を回復するのに、5年から10年はかかるということですね。

以上のことから、ブラックだから審査に通るかどうか心配…というのは間違いで、
ブラックだから審査には通らない…というのが正しいのです。
特に銀行カードローンなどは、審査が普通の状態でも厳しいですから、
ブラックの人でしたら、即審査落ちとなるのは間違いありません。

消費者金融会社でも大手消費者金融会社では、信用情報を信用情報機関を通じて共有しているので、
カードローンに融資の申し込みをしても、審査に通ることはないでしょう。
それでは、どこもお金を貸してくれないのかということになりますが、
ブラックの人がお金を借りる方法というのは、何かないのでしょうか。

実は消費者金融会社の中でも、中小消費者金融会社の一部や、
街金と呼ばれる小規模な消費者金融会社でしたら、ブラックの人でもお金を貸してくれる可能性があるのです。
これは絶対に借りることができるというわけではありません。
しかし、さきほどの信用情報機関に、全ての金融機関や貸金業者が加盟しているわけではありません。

融資の申し込みをすると、信用情報機関に信用情報や与信情報を照会するのです。
そのときに、ブラックかどうかがわかります。
その時点で即審査落ちとなるのですが、信用情報機関に加盟していない、
一部の中小消費者金融会社や、街金ではそういった情報を信用情報機関から紹介できないのです。

それではどうするのかというと、信用情報機関に頼らない独自審査をするしかないということになります。
どういった審査になるのかというと、過去よりは現在の属性で審査をするしかありません。
すなわち、きちんと働いていて、職場での在籍確認が取れるということが条件で融資を受けることができるのです。
これは大きなメリットと言えるでしょう。

金融事故を起こしたブラック状態にある人がお金を借りることができるのですから、
ブラックでお金をどうしても借りたいといった人にとっては、朗報であることは間違いありません。

しかし、気をつけないいけません。
債務整理中である人は債権管理団体、さらには弁護士にそれが知られることがないようにしましょう。
債務整理というのはあくまでも債権管理団体の好意で、さらには弁護士がそういったことを仲介する形で、
低金利で、債務の返済ができるように尽力してくれているのです。

それなのに、新たな借金をしたとなると心証が悪くなるのは当然です。
特に債権管理団体からは金利の引き上げなどの措置をとられる場合もあるので、
融資を受ける際は細心の注意が必要ですし、基本的にあるいは倫理的に考えても、
ブラック状態のときに、借入れはしないほうがいいと言えますね。
   

ブラックの人が消費者金融業者で借りるには

ブラックの人はお金を借りることができないというのは、実は法律で決まっているわけではありません。

というよりも審査に通らないというのは、通常でしたら、延滞や遅延をしても審査に通らないこと多いですから、返済できずに債務整理に陥ったあるいは、自己破産をしたという人でしたら、信用度は限りなくゼロと考えていいでしょう。
ですから、通常の審査をしても審査をパスすることはないということです。

弁護士にはお金の流れを止める権限があります。
弁護士が債権者と債務者の間に入って調停をするということは、金融事故を起こして債務整理中ということです。
この時点でのお金の貸し借りということは、原則的にはできません。
もっとも、そういった情報が他の消費者金融会社などの貸金業者にわかるのは、
信用情報機関に加盟している業者のみです。

他に債務整理中であることが分かる術があるのかもしれませんが、
基本的には、そういった情報は信用情報機関に記録されているので、
そこから照会できなければ、知ることができない情報ということになるのです。

ですから、ブラックの人がお金を借りようと思えば、
信用情報機関に加盟していない貸金業者に、融資の申し込みをすることが大前提となります。
貸金業者に信用情報機関に加盟しているのかどうかを聞くのは、反対に勘ぐられてしまう可能性もあります。
ですから、ブラックでも融資を受けることができたといった、ネットの口コミなどを参考にしたらいいでしょう。

中小消費者金融会社の中には、WEB対応で全国の人に融資をしているところもあります。
そういった情報を口コミサイトから入手して、融資の申し込みをするようにしたらいいでしょう。
 

貸金業者なら融資を受けられるかも

債務整理中に他の貸金業者からお金を借りているということが発覚したら、債務整理自体がご破算になってしまう可能性があります。

というのも、債権者側も弁護士の仲介によって、債務者が返済しやすいように金利を下げたり、月々無理のない返済をまとめてできるように便宜を図ってくれているのです。

基本的に債務整理というのは、債権者側も身を切るような形で債務整理に応じているのです。
そのようなときに債務者側が、他からお金を借りているというようなことがわかったら、債権者側も心情を悪くすることでしょう。
場合によっては、債務整理自体がご破算になることもあるのです。

ですから、債務整理の話し合いが終わるまでは、
他の貸金業者から、お金を借りるといった行動に出ることはしないほうがいいです。
債権者側にわかってしまえば、それまでの債務整理でせっかく債務者に有利な形で金利設定がされて、
無理のない返済計画が作られているところで、それが全て白紙に戻ってしまいます。
それまでよりも、高金利での返済を強いられることもあるのです。

まずは債務整理の返済計画が確定してから、他の貸金業者からの融資を受けるようにしましょう。
信用情報機関に加盟していない貸金業者でしたら、現在の属性を判断して融資をするかどうか決めます。
債務者のこれまでの負債は不問ということですから、
きちんと働いていれば、融資を受けることはそれほど難しくはないのです。
 

お金を借りるには

個人によって信用力というのは違ってきます。
一番まずいのは、ブラックになってしまうことです。
これは金融事故情報が、信用情報機関に記録されてしまうことです。

これによってお金を借りることができなくなるのですが、信用情報機関に加盟していない貸金業者で、審査も独自審査をしているところでしたら、現在の申込者の属性が審査対象となるので、債務整理中で返済をしている最中であっても安定した収入があれば、ブラックになる前の返済に汲々となっていたときよりも属性は良い場合が多いので、独自審査をしている消費者金融会社から、融資を受けることはできるでしょう。

実際に口コミサイトではブラックでも、融資を受けることができたという書き込みが多く投稿されているのです。

ブラックで痛いのは、クレジットカードが利用できないことでしょう。
これは多くの人が指摘していることです。
デビットカードが使えるのでそれでいいのでしたら、問題はないのですが、
クレジットカード自体にそれぞれの特典があるので、それが利用できないのが痛いという人も少なくないのです。

クレジットカード会社は信用情報機関に加盟しているので、金融事故情報を照会することができます。
この金融事故の情報が抹消されるまで5年は待たなければいけないので、
それまでクレジットカードを作ることはできないのは、覚悟しなくてはいけません。
 

融資してもらえる消費者金融会社は必ずある

街金の場合でしたら、ブラックでもお金を借りることができるでしょう。
もっとも、現在の属性が重要視されるので、仕事に就いていることが最低条件になりますし、在籍確認は必ず行われるのでその点には注意が必要です。

街金の場合でしたら、金利も上限金利一杯の20％となることが多く、さらには少額融資となるのも覚悟しておかなくてはいけません。
50万円とか100万円の融資を受けることはできません。
概ね、10万円くらいにはなるでしょう。

また、どうしてもお金が必要だからといって、
闇金からお金を借りることは、絶対にないようにしなくてはいけません。
返済に窮してブラックになったのですから、
無理な返済を強いられる闇金からお金を借りるようになると、さらに返済に窮することになるでしょう。
債務整理から返済している最中にさらに債務整理に陥ることは恐らくできません。
民事だけではなく刑事訴訟になる場合もあるので、
ブラックの人が闇金から、お金を借りることがないようにしましょう。