総量規制対象外のまとめローンについて
2017年08月19日 18時11分
大手消費者金融では、総量規制範囲内のキャッシングのみ可能
審査の甘い中小消費者金融も同様です。
ですから、年収3分の一以上の総量規制オーバーの借入をしたいといっても、消費者金融では無理です。
銀行カードローンは総量規制対象外ですが、既に消費者金融の借入がある状態での審査は、通らないことが多いです。
総量規制対象外の商品とは?
消費者金融では、総量規制対象外の金融商品としてまとめローンが存在します。これは、多重債務者が1つのまとめローンに借り換えをするもので、その額が総量規制以上の借入金額になってもOKです。
年収以上は無理ですが、300万円の年収の総量規制は100万円。
まとめローンで100万円以上でも契約ができます。
まとめローンで借りる
まとめローンは、金融業者が多重債務の借入先ですべて完済し、その返済をする形と、キャッシングとして現金を与えて、自分で完済する形があります。後者は、一時的ですが現金を手にすることができるのですが、ここで使い込みなどをしてしまうと、債務超過に恐れがあります。
完済した後の返済専用になる場合、現金は手にすることができません。
しかし、安全な多重債務解消と返済ができます。
貸金業法の例外として、証券貸付の形をとります。
住宅ローンなどと同じ扱いで、総量規制以上であり、フリーローンよりも低金利であるメリットは大きいですが、審査は難しいです。
中小消費者金融のまとめローン
また、まとめローンは審査の甘い中小消費者金融でも存在しますが、こちらの低金利は大手消費者金融よりも下げ幅が小さいです。多重債務の内容が大手カードローン会社フリーローンの場合、まとめローンの方が金利が高くなってしまうこともあります。
借入金額は変わらなくても、金利が高いことで返済総額が多額になることもありますが、総量規制以上の借入ができる事になります。
まとめローンの選択は慎重に
他社借入金額が多い、借入件数が多いことで、審査に通らないことも懸念され、特に銀行のまとめローンは低金利ですが、なかなか契約ができないです。一応申し込みをしてみると良いのですが、信用情報で借入状況が良くない、金融事故情報があるブラックの場合、まとめローンの契約はできないことが多いです。
最終的には債務整理
総量規制限度額まで利用してしまった場合には、やはり債務整理がおすすめです。とりあえず、任意整理などで返済額の負担を小さくした上で、そこでどうしても借金の必要があるときには、中小消費者金融の申し込みをしてみて下さい。
金融業者によっては、任意整理や個人再生返済中の借入ができたりする場合もあります。
中小消費者金融のまとめローンで、返済が大変になってしまうより、この形の方が建設的です。